スピリチュアル系と一口に言ってもいろいろなものがあります。
僕自身が体験してきたものをベースとして、以下の5個に分類しました。
- ふんわり・癒し系
- 情熱系
- 修行系
- 癒し+修行系
- 頭脳系
スピリチュアル系に興味関心がある方はご参考下さい。
ふんわり・癒し系
該当するものとして、
- オーラソーマ、
- クリスタル、
- 天使のエネルギーを使った瞑想
等。
郊外で行われているものや個人のお宅をサロン風にしたところで行われることも多いです。
こういった所はクリスタルが置かれていたり、アロマのいい匂いが漂い、その空間に入ると別世界に来たのでは?と錯覚することがあります。
参加者は圧倒的に女性が多いです。
会の雰囲気も女性のエネルギーに包まれた、ふんわりとした癒しの雰囲気に満ちています。
日常に疲れたとき、ちょっとしたオアシスのような感じがします。
では、以下個別に解説します。
オーラ―ソーマ
110本のカラフルなボトル(それぞれ上下2色に分かれており、ハーブやエッセンシャルオイルなどが含まれています。)から直観で4本選びます。
選んだボトルの種類、順番によって、その人の本来の目的、才能や現在の状態、未来の状態を読み取る、というものです。
オーラソーマの資格を取ろうとするとかなりのお金がかかるのですが、体験だけなら数千円(20年近く前です)でした。
僕自身が初めて受けたのは2000年代前半です。
今は会場にいかなくてもweb上でボトルを選んでメッセージをweb上で見ることもできるようになっており、隔世の感があります。
一番最初に行ったのが逗子にある会場でした。
20年近く前の話しなので記憶がおぼろげなのですが、記憶をたどると恐らくyoyo、という所だったような。
円形の建物でとても素敵な所だったのは覚えています。
もともとはクリスタルボールの演奏を聞きに行くためでした。
参加者はぼくと、ロングヘアの美しい女性一人の2名だけ。
(余談ですが、その方はサーフィンが趣味なようで、大人しい雰囲気とのギャップに驚きました。)
いろいろな波動グッズ(足立郁郎氏設計。波動関連の著者、グッズでその世界ではそこそこ有名でした)がおいてあり、とても素敵な所でした。
クリスタルボールの演奏が終わったあと会場を見まわしてみたら、部屋の一角にきらきらしたきれいなボトルが並んでいるのが目に入りました。それがオーラソーマというのを初めて知りました。
気になって見ていたら、そのブースにいらっしゃった女性カウンセラーの方がセッションをして下さるということだったので、オーラソーマを体験することにしました。
説明を受け、直感でボトルを4本選びました。
一緒に参加していた美しい女性の方もオーラソーマのセッションを受けていました。
1本目が自分の本質、2本目が強み、3本目が現在の自分の状態、4本目が未来の可能性、を表すとのことです。
どのようなメッセージだったかは覚えていませんが、納得するものがあったのを記憶してます。
オーラソーマに関しては、いろいろなスピリチュアルセミナーに行くと、オーラソーマのボトルが置いてあることが結構多いです。
当時つきあっていた女性とオーラソーマのセッションを一緒に受け、ボトルも買ったことがありました。
ボトルを気になった体の部位に定期的に塗るのですが、効果はいまいちよく分からなかったのを覚えています。
おすすめなケース―穏やかに自分自身を知りたい、癒やされたい人向け。
クリスタル
色とりどりのきれいな輝きをした鉱物。
値段はぴんからきりまであって、安いものだと数百円から高いものだと数十万円以上。
クリスタルを手にとって、メッセージを読み取る、というワークに参加したことがあります。
確かに何となくビジョンを感じたりメッセージがあるような気もしました。
クリスタルはどちらかというとセミナー参加というよりはクリスタルを買う、という人が多いような気がします。
僕自身もスピリチュアルにはまっていた時期に、スピリチュアル系の女性に買うことを勧められて一緒に買ったりました。
参加したセミナーでクリスタルを買ったこともあります。今でも部屋にあります。
一説によるとアトランティス時代(エジプトにあるピラミッドがその頃作られたらしいといわれている。)にクリスタルがよく使われていたようで、特にアメジスト、という紫色のクリスタルが何とも印象深いものがあります。
おすすめなケースークリスタルそのものに興味関心ある人。価値を感じる人。
天使系の瞑想
瞑想といってもいろいろな種類のものがあります。
- 仏教系の瞑想
- ヨガ式の瞑想
- 誘導瞑想―ヒーラーの方がエネルギーを下ろしながら参加者を誘導していく。
- Osho系の瞑想―感情を開放させるものが多いです。別記事でまとめてみます。
天使系の瞑想は誘導瞑想の一種でヒーラーの方が天使(らしい)のエネルギーをその会場に下ろしながら、
「あなたの目の前には階段があって、それを一歩一歩上っていきます。。。。
(しばらく間をおいてから)、そうすると目の前に扉が見えます。。。。。
その扉をあけて下さい。そのときあなたは何が見えますか?」
「扉を開けて、平原が見えてきます。それをしばらく歩いて下さい。。。。しばらくするとあなたに天使がメッセージを与えてくれます。。。。」
「地上に戻ってくる時間がきました。それでは5つ数えたら目を覚まします。。。。」
ある意味、催眠に近いものもあるかもしれません。
かといって、洗脳するとかそういものではなく、何を感じるか何を見るかは自由です。
目を覚ましたあと、参加者それぞれが目をつぶっているときに見たビジョンやメッセージをシェアしてそれに対してヒーラーの方がさらに深く解釈する、というようなことをやります。
とても心地良く、ふんわりとした癒しの雰囲気に満ちていることが多いです。
おすすめなケースー癒やしと愛を感じたい人。
頭脳系
癒やしについてはあまり扱わず、心理学に近いことを扱います。
スピリチュアルというよりも心理学に近い分野かもしれません。
- エニアグラム
- NLP
- 行動心理学
新しいものだと、TAW フラクタル心理学
等。
いずれもかなり頭を使います。
心に関して理論的に考え、理論的な話やセッションをやります。
癒される、というのとは違いますが自分自身や他人を客観的に理解する、という点で役立つものがあります。
おすすめなケースー単なる癒やしでは物足りない人。頭でも納得したい人。
情熱系
代表的なものとしてOsho系、があります。
Osho、のところでどのような人だったかをまとめているのでこちらもご覧下さい。
バグワン・シュリ・ラジニーシと呼ばれますが後にOsho、と変えています。
インドに生まれた思想家で1990年に亡くなっています。フリーセックス、タントラを説き、スピリチュアル系としては独特です。
アメリカのオレゴン州に移住し数々の問題を起こしアメリカを国外追放されインドに戻りました。
いくつかの犯罪が出たことから新興宗教、又はカルトのような扱いを受けることがありますが、oshoの元で教えを受けた方(サニヤシン)が開いているセッション自体は危険なものはなく(自分が参加したものにおいては)、洗脳したり危ないことを推奨するものはなかったです。
古今東西の様々な思想に独自の解釈を加えた講演にひきつけられて世界各国から弟子が集まったようです。
オーラソーマもosho系の方が開いているものもあったり、その他様々な独自のセッションを世界各国の弟子の方が開いています。
Osho系の瞑想は独特で、いわゆる座って行うものは少なく、体を動かして発散(カタルシス)を行うものが多いです。
じっとして座る瞑想をする前に抑圧された感情を解放することをかなり重視します。
ハードなものだとダイナミック瞑想、というものがあります。
全部で1時間で、5つのパートに分かれます。
1パートめ:音楽にあわせて激しく呼吸をします。
2パートめ:様々な感情を解放(人によっては泣いたり、叫んだり。)します。
3パートめ:両手をあげたままひたすらジャンプし続けます。エネルギーを全て解放しきるためです。これを10分間続けると滝のような汗が出てきます。
4パートめ:3パートめが終わると「ストップ!」という掛け声とともに全ての動きを止めます。このときに内面を見つめます。これが15分。
5パートめ:気持ちよく踊る
というものです。
言葉だけだと怪しく聞こえるかもしれませんが、全て意味のあるプログラムで終わったあと、心も体もかなり軽くなります。
デスクワークが多いとき、激しい運動をするともやもやとしたものが解放されることを感じることあると思います。
ダイナミック瞑想はもっと深い所から解放されやすいです。
その他、まくらたたきの瞑想、というものもあります。これはあえてセミナー会場ではやることはなかったですが、怒りを解放するときに枕を思いっきりたたく、というものです。
周りに迷惑をかけなければ(アパートだと大声を出すと変人に思われたり、あるいは苦情がくるでしょうから、あまり声は出さないように)自宅でできると思います。
これなんかは怒りがたまっていらいらしているときやると心がかなり軽くなります(実体験あり)。
これらはかなりハードなものですが、もう少しおとなしめなカタルシス系のワークもあります。
一時期、ダイナミック瞑想等のカタルシス系瞑想にはまり、半年ほど毎週行っていた時期があります。
それ以外に、様々な独自のワークショップも開催され、よく参加していました。
参加者は男女半々ぐらい。
サークルの雰囲気は独特で、情熱とエネルギーに満ち溢れた方が多く、天使系のふんわり・癒し系の雰囲気に慣れた方だと抵抗感があるかと思います。
Osho系サークルに参加される方は、Oshoのもとで学んだ方が多く、一般参加者は少なめでした。
ふんわり・癒し系に参加されている方がosho系に参加されているケースはあまり見たことがなく、僕自身も最初の頃はギャップを感じたのを覚えています。
が、カタルシス系のワークが自分にはあっていたのと、Osho系サークル全体は自分にあっていたなと思います。
逆にOsho系メインに参加されている方がふんわり・癒し系スピリチュアルに参加されているケースも少なかったように思います。
余談ですが、Osho系サークルでは男性・女性かまわずハグをすることがあります。海外ではハグをすることは見かけることがありますが、日本ではハグの習慣はないので最初は面食らいました。がそのうち慣れました。
(ハグは、Osho系以外のスピリチュアル系集まりでもやられているところはあります。)
Osho系はスピリチュアル系の中では独特で、好みも分かれます。
ふんわり癒やし系の雰囲気になれた方にはおすすめできないです。
おすすめなケースーふんわりとした癒やしだけでは満足できない人。日頃たまったストレスを思いっきり発散したい人。Oshoの思想に納得できる人。
修行系
これはヨガ(ヨガといってもいろいろありますが、ここでは様々なポーズをとるハタヨガ)、瞑想(じっと座って行うもの)が該当します。
ヨガはハリウッドヨガという現代的なおしゃれたものもあり、今でこそかなりメジャーになってきてますが、20年以上前はかなりマニアックで修行的な雰囲気がありました。
日本で有名だったのが沖正弘氏、藤本憲幸氏。
まだ自分が学生だったときに著者の本をよく読んでいました。
食と心と体の関係性に関してインドの古典的なヨガをもとに解説されており今の時代も通用する内容があります。
藤本憲幸氏は小さいときから病弱でヨガをきっかけに完全に回復して、自らヨガ道場を開きました。ヨガ以外にも記憶力の本、睡眠の本、受験の本、自己啓発系の本、さらにはオカルト的な本等いろいろな分野の本を書いておりよく読んでいました。
まだ学生だった自分はかなり影響を受け、大学のときに初めてヨガ(ハタヨガ)を体験しました。
ヨガに関してはそれ以外に、大学2年のとき、内藤景代ヨガスクールに数回通いました。
当時は新宿の歌舞伎町に会場があり、若干抵抗感はありましたが、昼間だったのでまだよかったかもしれないです。
ハタヨガのレッスンの後、質問を受け付けるような時間がありましたが、当時はまだ自分自身のことやスピリチュアルのこともよくわからず、何も質問しないままでした。
その他、先生に直接質問する制度もありましたが、何も質問もせず、単にポーズだけをやるだけだったため、自分の内面が変わる実感がせず、数回参加しただけでやめてしまいました。
(ちなみに今現在もヨガスクールは開校されているようです)
学生のときはヨガ以外にもスピリチュアル系のセミナーがあることを知らなかったのと、分かりやすいスピリチュアル系の本もなかったので、ヨガ系のものを中心にセミナーを探そうとしていました。
別の先生の所でヨガスクールに参加しようと思ったのもありますが、どうも雰囲気が暗く、やめた記憶があります。
社会人になって、ヨガと心理学を扱う方を見つけ、そこにも参加したことがあります。
様々なポーズをとるクラスと、個人セッションで心理学の教えを受ける、というものがあり、両方参加しました。
個人セッションでは最初はその講師の方が用意していた心理学の話しを聞くプランだったのですが、途中から個人セッションのような形に変わり(恋愛で悩んでいたため)、そちらの方はかなり役にたちました。
おすすめケースー健康増進に関心の強い方。気づきや癒しを求める人にはお勧めできないです。
癒し+修行系
代表的なものとしてビジョン心理学、
というものがあります。
創始者はアメリカのチャック・スペザーノ博士。
そこで学んできた方が日本でセミナーを開いています。
有名な所では、
ビジョンダイナミックス研究所―栗原英彰、栗原弘美夫妻
T-ONE HEALING COMMUNITY―永田兼一氏
サトリジャパン研究所―三国ますみ、ダニエル夫妻
僕自身、上記の3か所いずれも参加しました。中でもT-ONE
が一番長いものでした。途中5,6年以上参加しない期間もありましたが、約10年近くスポット的に参加していました。
その他、会社組織ではないですがお弟子さんの方がビジョン心理学系セミナーを各地で開催しています。
形式や内容は共通しています。
大抵、2~3日間、1セットでセミナーを行います。
初日は心理学のメカニズムについての講義をファシリテーターの方がします。
それ以降は、参加者の中から選ばれた方が代表して公開カウンセリングをしながらその課題を解放する、ということを行っていきます。
参加者の席の並びが特徴的です。
通常のセミナーは講師が前にたって、参加者が同じ方向を向いて座る、又は円形になって座る、という形式が多いですが、ビジョン心理学はUの字になって参加者が座ります。Uの字の前方でファシリテーターの方が話をします。
公開カウンセリングは、名前が書かれたカードをファシリテーターの方がシャッフルして直観で選びます。
選ばれた方は、不思議と参加者全員に共通している課題をもっているケースが多く、公開カウンセリングを通して、参加者も間接的に気づきが起きる、というものです。
カウンセリングをしながら、現在かかえている問題を整理し、その問題の根本原因となっているものを探っていきます。
例えば、選ばれた参加者の女性の現在の課題が恋人との関係がうまくいかない、ということだったとします。
いろいろ話をしていくにつれ、うまくいかないのが、自分の気持ちを素直に男性に伝えようとせず、そうすると恋人との間に壁ができて、関係を修復しにくくなる、というパターンが分かったとします。
さらに話をしていくとそのパターンは、小さい頃、父親を恐れていて父に対して自分の気持ちを表現しようとしなかった、そうすると父親が「何でだまっているんだ!」
と怒るので、さらに何も言おうとしなくなる、
というパターンと同じだったことが分かる(こういうケースは結構多いです)。
ここまでわかったら、小さい頃の状況を再現することを行います。
参加者の中から父親役を選びます。
そして実際に自分が小さい頃に戻ったことをイメージしながら父親役の参加者と対話します。
父親役の方は自分が実際に父親の気持ちになりきって浮かんでくる言葉を相手に伝えます。
なれると以外と言葉が出てくるものです。
そうやって過去のわだかまったシーンを再現しながら(過去の解放)、父親が
父親役:「お前の気持ちをわかっていないで、怒ってばかりいてごめんな。これからは父さんやさしくするから。」
というような言葉を投げかけながら、女性が小さかったときに怖かった父親像が修復されます。
そして現在の自分に戻り、恋人役(これも参加者から選びます。選ばれた方は恋人になりきります)と自分の気持ちを素直に表現する、ことをします。
これは一例ですが、こういった感じで過去の滞っていた感情を解放し、過去の記憶をポジティブで愛のあるものに塗り替えることをイメージ体験しながら行います。
僕自身もかなり行ってきました。
そのことによって劇的に現実が変わったのかは何とも不明ではありますが、過去にわだかまっていたものがかなり軽くなったのは確かに言えます。
感情も豊かになったなというのも実感します。
(過去の感情を抑えている人は感情表現が少ない傾向があります)
小さい頃のわだかまったことを解放することは気づきにくいのと、仮に気づいたとしても一人で解放することはしずらいものです。
そういったとき、ビジョン心理学のセミナーはかなりよかったです。
ビジョン心理学では2~3日間のセミナーを合計100日間受けることで人格が変わる、と言われています。
僕自身は100日間はとてもいってませんが、40~50日間以上は受けているかと思います。
100日間以上受ければ変化をより実感したかもしれません。
ビジョン心理学はかなり感情を動かしますが、Osho系のように単なるカタルシスとも違い、愛と気づきをもって解放します。
かといって単なる癒しのセミナーでもなく、心理学の理論、スピリチュアル系の霊的な理論も学びます。
軽い気持ちでは受けにくく、そこそこの決心とエネルギーをもって受けることをお勧めします。
おすすめケースー自分自身を根底から変えたいと決心している方。